この記事では、「やさしい日本語」で文章を書くためのガイドライン(手引き)の 1 つ「一文一意を心がける」を解説します。
ところどころにある「語彙と文法を確認する」をクリックすると、直近の書き直しで使った語彙と文法を確認することができます。
ガイドラインの概要については、次の記事を参照してください。
原則
わかりやすい文章を書くためには、一文一意(もしくは「一文一義」)を心がけます。一文一意とは、1 つの文に 1 つの情報(伝えたいこと)のみを含めることです。一文一意を心がけることで、簡潔で分かりやすい文を書くことができます。
具体例(その 1)
書き直し前 会社に ついたら、受付で 名前を 言って、廊下で 待って ください。
書き直し後 会社に ついたら、受付で 名前を 言って ください。
そして 廊下で 待って ください。
この例文は、1 つの文につぎの情報(伝えたいこと)を含んでいます。
- 受付で名前を言ってほしい
- 廊下で待っていてほしい
この場合、2 つの短い文に分けることができます。
語彙
次の語彙は、日本語能力試験(JLPT)の N5 レベルです。問題なく使うことができます。
- 会社
- 着く
- 名前
- 言う
- そして
- 廊下
- 待つ
次の語彙は N4 レベルです。問題なく使うことができます。
- 受付
文法
次の文法は N5 レベルです。問題なく使うことができます。
- 〜に
- 〜で
- 〜を
- 〜てください
具体例(その 2)
書き直し前 今日の 夜、大きい 台風が くるので、雨や 風に 気をつけて、すぐに 避難所(逃げる ところ)へ 行き、受付で 名前と 住所を 言って ください。
書き直し後 今日の 夜、大きい 台風が きます。
雨や 風に 気をつけて ください。
すぐに 避難所(逃げる ところ)へ 行って ください。
受付で 名前と 住所を 言って ください。
この例文は、1 つの文につぎの情報(伝えたいこと)を含んでいます。
- 大きな台風が来る
- 雨や風に気をつけてほしい
- 避難所へ行ってほしい
- 受付で名前と住所を言ってほしい
この場合、4 つの短い文に分けることができます。
語彙
次の語彙は N5 レベルです。問題なく使うことができます。
- 今日
- 夜
- 大きい
- 来る
- 雨
- 風
- ところ
- 行く
- 名前
- 言う
次の語彙は N4 レベルです。問題なく使うことができます。
- 台風
- 気をつける
- 逃げる
- 受付
- 住所
次の語彙は N1 レベルです。注釈を入れるか、他の語彙で言い換えます。
- 避難
- 避難所
文法
次の文法は N5 レベルです。問題なく使うことができます。
- 〜の
- 〜が
- 〜や
- 〜に
- 〜へ
- 〜で
- 〜を
- 〜てください